「施設K」(デイジー)2018.04.30 11:3812、13歳くらいの女の子いつの日からか湖の小島の施設に閉じ込められていた目的は分からないいつからか分からないその施設では朝、不思議な香りのアロマキャンドルの中から1つ選ぶのが日課41番のロッカーの鍵を渡され幼女達が世話をしてくれるその施設では怪しく茂るシダ植物に覆われているおい...
掌編小説「その両生類は、カエル。」(高柳孝吉)2018.04.26 16:28 そのカエルは豪雨に打たれて、さすがの雨好きの不思議な両生類も尻尾をまいて逃げだそうかとしていた。もっともカエルに尻尾は無いが。そこを助けようとした僕を見てか、又逃げようとした。そこを、猫に捕まった。 &n...
さしたる情勢(岡田靖幸)2018.04.22 22:38 しっぺ、デコピン、馬場チョップ、という遊びを急に思い出した。馬場チョップの後に続きがあった気がするが、それは思い出せない。ジャンケンをして勝ったほうが暴虐の限りの尽くせる、遊びだったのを覚えている。しかし、今それをもちろんやってくれる相手なんていないけど、そうじゃなく...
ジョン・ペリー・バーロウの死について。は、語れないので漫画村~漫画タウンについて漫画熱の薄い私がゆるめに思うこと。(ベズ柴崎)2018.04.21 03:58漫画村、漫画タウンの是非が問われる昨今。気づけば近頃、漫画をまったく読まなくなってしまった。最後にちゃんと買って読んだ記憶があるのは、しりあがり寿の「黒き川」「アレキサンダー遠征」「ノアの阿呆船」「そして、カナタへ。」の四部作。(15年発売なので、もう三年前だ。)日々、優れた作品...
フェスボルタ・エア参戦 ( ぽっきー千代子 )2018.04.20 06:25私の団子3兄弟の二男は、この春就職したと先日書いたと思うけど、ちょうど疲れが出てきているのか、家に帰ってくると疲れ切って、一度横になってしばらく寝てから食事や入浴に起きてくる。長男は就職浪人中で、6月から始まる公務員試験に向けて勉強中だ。自閉症の三男は小学5年生になったけど、最初...
エッセイのエッセイ(いぬ)2018.04.20 04:12先日、ふと自室にある小学校の卒業アルバムを手に取ってみた。あどけない子どもたちの授業や行事の様子、ひとりひとりの将来の夢や作文などが載った個人ページ。自分のページを開くと、将来の夢は「小説家」とあった。職業として叶ってはいないが、今こうして文藝部として筆をとっているのだから、あな...
遭難(岡田靖幸)2018.04.19 17:56 胸のつかえがある。それがまるっきりとれない。こう例えば、昼過ぎに起きて特にやることもなくビールを飲みながらマカロニウエスタンなんかを観て「やっちまえ! バキュンドキュウーーン酒の肴に皆死んでしまえ!」とか荒唐無稽なストーリーの中で無責任な言葉を発している時にも、そんな出来うる限...
文藝部、月間部長賞はじまりはじまり。(ベズ柴崎)2018.04.18 18:522017年の9月、フェスボルタ文藝部が発足した。発起人はジョンさんの弟子、みやボルタさん。ライブ中心のフェスイベントであるフェスボルタから、別軸の新企画が動き出したことにとても感激した。しかし、いざ始まってみると、どうあがいてもこれはオナニー大会にしかならないぞ、というような設計...
新学期の所信表明(山内てっぺい)2018.04.12 14:42開かない踏切4分経過今まで電車は3回通過待ち合わせの時間まであと2分開くのを待つ私は1人身長154の私は弱い私を守る武器はこの背中にのしかかる水色のストラトただ1本私ろっくんろーるなんてわからないけどね春風の街を歩きます私せっかく可愛い髪を乱す少し短いスカートをめくる過ぎた時間は...
コンビニからこんびちわ ( ぽっきー千代子 )2018.04.12 06:51この春、長男が大学を卒業し、二男が専門学校を卒業し、就職した。いろいろ心配していたけど、ふたりとも私が思っているより大人になっていて、卒業式にも出られなかった私はなんか、拍子抜けしてしまったのだった。2018年の春です。毎年、春先の私は情緒が安定していないらしい。自覚はないんだけ...
エディプスの夢日記 ( ぽっきー千代子 )2018.04.05 11:14私は今日も長い夢を見ていました。うなされていました。目覚めて、確かに私は自覚した。私は壊れている。子供たちも壊れている。そして、壊したのは大人たち。そして、一番の犯人はママである。私の一番下に隠していた事が、とうとう夢になって現れた。ママが悲しむ。ママが悪口を言われる。ママが暴力...
えいぷりるふーる(山内てっぺい)2018.03.31 15:00ぜーんぶ嘘だよ好きも嫌いも桜が咲いたのもすぐ散ったのも寂しいのって君に電話したのも嘘だよ全部わたしの言葉はっぴいえんどで終わろうよきっと見つけてみせるから弾けないギターをかき鳴らしてあふれた涙を隠すんだ残した君を忘れるためにわたしこの街東京をひとりふわふわきゅるりと歩いて行けばぜ...