詩「朝キテ夜フケル」(デイジー)

1人ぼっちのぼくは積み木で遊ぶ
凍りそうな寒い寒い閉鎖された町が
ぼくの孤独をより一層ひきたてる

シリアル食べてもおいしくない
フルーツ入りでもおいしくない

なんでみんなそんなに笑ってるの?
なにがそんなに面白いの?

なんだかぼくもうやんなっちゃった
なんだかぼくもうやんなっちゃった

永遠の孤独
家族も恋人も友達も
他人なのさ

君からもらった過去の手紙
なんか燃やしたくなっちゃった

燃やしちまい!
燃やしちまい!

ぼくはここにいるよ
誰もたすけてくれないの?
ねえねえ、誰かぼくの話を聞いてよ
一緒に積み木をつもう

閉鎖的なぼくの部屋から
ひっそりと救いを求める

淋しいよ
淋しいよ

誰かぼくのテレパシーに気づいて

ああああああああ〜〜〜〜!!!!

しかし、ぼくの閉鎖的すぎる部屋から
どこにも届かぬ
たれも受信しない
ちっぽけなテレパシー

なんだかぼくもうやんなっちゃった
なんだかぼくもうやんなっちゃった

人も動物も魚も
永遠の孤独を持っている
言葉より行動するのが良い

全部燃やしちゃえ
全部燃やしちゃえ
全部燃やしちゃえ

なんだかぼくもうやんなっちゃった
なんだなぼくもうやんなっちゃった



フェスボルタ文藝部

”電話一本で誰でも出られるフェス”こと『フェスボルタ』から、部活を始めます。小説、エッセイ、評論、体験談、旅行記、戯曲、インタビューetc.みんなで文章書こうぜ。

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