さらば連載、そしてフェスボルタは続く。(高柳孝吉)

最後まで、素晴らしい幕切れ。最後まで。

ちょっと研修で忙しいさなか、ちょっと寂しい出来事があったので、今PM11:41、明日も早いが、どうしてもこの文章は書かなくては、とケータイを手に取って打ち始めた。忙しいからといって焦らないよう、心を込めるよう。ージョンさんのページが終わったのだ。

思えば、フェスボルタなるイベントに僕が出演できるようになったのは、コンビニで早朝久しぶりに何気なく雑誌「TVブロス」をめくってはじめて見た最後の方のページに載っていた、この今となっては師匠になっていただいたジョンさんの連載と出会ったという偶然のおかげだったんだ!!その時僕は、ジョンさんに一通のメールを送った。

ケータイの着信音が鳴った。ドキッとした。ケータイの表示に、「はじめまして、ジョンです」、と書かれてあった。『遂にやったあ!』ー内心狂喜した。本当に久しぶりに業界と繋がった瞬間だった。嬉しさのあまりか記憶力のなさのせいか文面は全て覚えていない。ただ、『熱いメッセージありがとうございます!……  何をなさりたいですか?』、と書かれていたのは覚えている。数週間後、同じコンビニに、僕の紹介が大きく掲載されたブロスが並んでいた。

それから何度も1ページまるごとまで載せていただいた事を含めて、かなり載せていただいた。ある時は、尊敬するビートたけしさんの載った同じ号に僕の紹介が載った事もあった。夢を又ひとつ叶えさせていただいた。

そんな思い出深い「ジョンと読者のなんとかなんとか」も遂に最終回になった。僕の中で時代が又ひとつ終わった。しかし、きっと、いや、必ず、ジョンさんは新しい事を考え、そして実行なさる。ー今までのように。

ありがとう、TVブロス!ありがとう、ジョン師匠!そしてありがとう、090-6143-2407!ー最後の連載のTVブロスは、まだ買っていない。

「はじめまして、ジョンです」

フェスボルタ文藝部

”電話一本で誰でも出られるフェス”こと『フェスボルタ』から、部活を始めます。小説、エッセイ、評論、体験談、旅行記、戯曲、インタビューetc.みんなで文章書こうぜ。

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